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2018.06.29お役立ち情報

学資保険はどんな人に向いている?

学費保険のメリット&デメリット

 

こんにちは。子育て中FPの岩野です。

 

前回までのお役立ち情報では、3回に渡って『教育資金はどう貯める?』

かについてお伝えしてきました。

 

特に前回の『何で貯めるか編』においては、教育資金をどんな方法で

貯めればいいのかについて、財形貯蓄や学資保険、終身保険、

つみたてNISAなどをご紹介しました。

これらの各商品のメリット・デメリットについて前回だけではお伝え

しきれなかったので、今回はその中でも一番人気と思われる『学資保険』

について、どんな人に向いているのかという視点で見ていきたいと思います。

 

子どもが生まれたら「まず学資保険に入らなくては」と考える方が多い

のではないでしょうか?

妊娠中から加入できるものもあるので、妊娠が分かった時点で資料請求を

している方も多いようですね。

実際、子どもがいるご家庭の50%以上が学資保険に加入しているそうです。

 

メリット1.強制力

学資保険のメリットとしては、何と言っても貯金の強制力が第一に

あげられます。

学資保険に加入したら毎月、保険料の支払いがあります。

もし残高不足で引き落としができない場合、銀行の自動積立の場合だと

その月の積立はなかったことにして、また次の月の引き落としになり

ますが(中には再引き落としをしてくれる銀行もあります)、

保険料の場合は次の月に2ヶ月分の保険料が引き落としになります。

それでも引き落としができなかった場合は、最悪、保険が失効して

しまうことがあります。

中には返戻金から一時的に保険料を立て替えてくれるような保険もあり

ますが、「できれば滞納したくない」という意識が働くので、強制的に

貯められます。

 

また学資保険は1度加入したら簡単に途中解約をすることも、必要に

なったからと言って満期前に積立金を下ろすこともできません。

途中解約をすると、経過期間によっては元本割れする可能性が高いからです。

 

このように学資保険は強制力が強いので、貯金が苦手でなかなか貯まらない

という方や、積立預金で少し貯まったらすぐに下ろしてしまうという方、

つみたてNISA等でで少し利益が出たら売却して使ってしまうという方

にはオススメです。

 

メリット2.万が一のときの保障

次のメリットとしては、万が一があったときの保障がついており、

貯蓄としての機能以外に保険としての機能があることです。

最もシンプルなタイプの学資保険でも、契約者である親が死亡または高度障害

状態になった場合、払込みが免除され、それでも満期にはきちんと学費を

受け取ることができます。

 

更に特約がある学資保険もあります。

  • 育英年金:保険契約者が亡くなってしまった日から保険期間満了まで被保険者

に給付金が支払われる

  • 医療特約:子供が怪我や入院、手術をしたときに給付金を受け取ることができる

 

ただし、どんなに返戻率が高い学資保険に加入しても、特約をつければつけるほど、

元本割れになることが多いので注意が必要です。つまり、特約料が上乗せされた分、

保険料の掛け捨てをする部分が出てくるということです。

 

●その特約、本当に必要?

今では、多くの自治体で中学3年生まで医療費の助成制度がありますので、

こういった医療費をカバーするタイプの特約は不要かと思います。

できるだけ貯蓄性を高めたい、より利回りの高い運用をしたいという目的で

学資保険を検討されているのであれば、余分な特約はつけないことが基本です。

 

個人的には、子どもに関する保険は、火災保険や自動車保険などの損害保険等に

特約で付けられる個人賠償保険だけで十分だと思っています。

家族の誰か一人が加入していれば子供や配偶者も被保険者扱いとなりますし、

月々数百円で特約が付けられますので、意図せずに他人の所有物を壊してしまった、

他人に怪我をさせたしまったというトラブルに備えることができます。

 

次にデメリットを見てみましょう。

デメリット1.資金が拘束されてしまう

「気軽に使うことができない」、というメリットの裏返しですが、

途中解約をしにくいため、18年間という長い期間、

資金が他のことに使えないというデメリットがあります。

また、この長い期間中には保険会社の倒産というリスクもあります。

 

デメリット2.物価上昇・インフレに対応できない

返戻率110%の学資保険によって、100万円の積立金が18年後に

110万円の満期金になって返ってきたとしても、もしかしたら将来的に

物価上昇して今100円で買えるものが、18年後には120円出さないと

買えなくなってしまう・・・なんてことになる可能性もあります。

そうすると、額面的には増えているお金でもお金の価値としては

目減りしてしまうことになります。

 

デメリット3.金利上昇のメリットが得られない

個人的には、これが学資保険の1番のデメリットではないかと思います。

学資保険は、加入時に18年間の金利が固定されてしまいます。

ですから、18年の間にもし金利が上がってもその恩恵は受けられません。

もし他に金利の高い商品が出て、そちらに乗り換えようと思っても、

途中解約で元本割れしてしまう可能性があるので、相当な金利差がないと

損してしまいます。

 

また、以前は銀行の定期預金よりは金利が高いということで人気があり

ましたが、今は軒並み返戻率が下がっており、銀行の定期預金と比べても、

利率がいいとは言えなくなってしまいました。

例えば、18年間で返戻率104%だと年利換算で0.36%です。

ネット銀行でしたら0.3%くらいの金利の5年定期等も出ていますので、

その時その時で高い利率の定期に乗り換えたり、キャンペーン金利を利用

したりすれば、結果的に定期預金のほうが増えている可能性も十分あります。

 

住宅ローンで変動金利を選んでいる人は注意!

さて、ここで少し話が変わりますが、学資保険に加入している

子育て世代では、マイホームを建築したり購入したりする方も

多いかと思います。

みなさん住宅ローンは変動金利ですか?固定金利ですか?

近年では半数以上の人が変動金利を選択していると言われていますね。

実はこの住宅ローンの変動金利は、必ずしも学資保険と相性が

いいわけではありません。

 

なぜなら、金利上昇した時に「変動金利+学資保険」は

・ローン返済額が増える(自分の負担が増える)

・学資保険の金利は当初設定したまま(増えた金利は保険会社に)

ということになり、金利が上昇してもメリットを受けるどころか、

負担が増えてしまいます。

 

あくまで「金利が上昇したら・・・」と仮定した場合の話ですが、

「変動金利+学資保険」の組み合わせだと、月々のローン支払いが

増えた上に、物価上昇で教育費が増えても、学資保険の満期金は

増えないという結果になります。

さらにはローンの返済額が増えたために支払いが苦しくなり、

その返済に当てるために学資保険を解約、学資保険は途中解約のため

元本割れ・・・というのは絶対に避けたいパターンですね。

 

もちろん金利が必ず上昇するとは限りませんし、今のまま住宅ローンの

低金利が続けば、変動金利と固定金利では総支払額に大きな差が出てき

ますので、一概に変動金利が良くないというわけではありません。

学資保険のまとめ

学資保険とは言い換えれば、

 

 「途中解約するとペナルティがある」

 「加入期間中の保険料と同額の収入保険がついている」

 『年利0.36%の18年定期積立貯金』

 

と考えると分かりやすいです。

これをお得な商品ととらえるかそうでないかによって、学資保険の

加入の有無を検討しましょう。

 

また、金利上昇に対応しやすいのはつみたてNISA等の投資性の商品

ですが、投資にはリスクがつきものです。

教育費は必ず使うことが決まっているお金ですので、全部を投資性の商品に

つぎ込んでしまうというのもオススメしません。

同様に、学資保険のみで教育費を全て準備しようというのもNGです。

前回からの繰り返しになってしまいますが、最低限必要なお金は元本が

保証された商品で用意し、それ以上の部分は自分がどれだけリスクを取れる

のかを考えながら、多少運用できる商品(個人向け国債、つみたてNISA等)

に分散するのがいいかと思います。

 

学資保険に向いているのはこんな人

 

1.貯金が苦手な人、意思が弱い人

2.教育資金として決まった満期金が確保されるていることで安心する人

3.株や投資信託の勉強や、上げ下げを気にするのが嫌な人

 

これから学資保険に入ろうかと検討している方、もう少し教育資金の積立を

増やしてみようかと考えている方は参考にしてみて下さいね。

 

 

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〈関連お役立ち情報〉

・ 第1回:教育資金はどう貯める?~必要額編~
・ 第2回:教育資金はどう貯める?~積み立て額編~
・ 第3回:教育資金はどう貯める~何で貯めるか編~
・ つみたてNISAはこんな人におすすめ!
・ 実は危険な変動金利の返済ルール(住宅ローン)

 

〈その他のお役立ち情報〉

『住宅ローン金利(毎月更新)&ワンポイント』
『知っておきたい住宅購入の豆知識』
『読んで得するマネー情報』
『知って安心!相続・不動産の話』

 

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