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2018.06.01お役立ち情報

教育資金はどう貯める~何で貯めるか編~

教育資金は何で貯めたらいいの?

こんにちは。子育て中FPの岩野です。

「教育資金はどう貯める?」について、これまで『必要額編』

『積み立て額編』の2回に分けてご紹介してきましたが、いよいよ最後回

『何で貯めるか編』です。

 

前回の『積み立て額編』おさらい

前々回の『必要額編』からの引き続きで、大学に入学するまでの

教育費(中学生、高校生で約4万円)は、毎月の家計から

支出しつつ、大学入学までに約700万円~950万円の教育費を

準備しておきましょうというお話をしました。

前回の『積み立て額編』のポイントとしては、

 

  • 大学費用として、子ども手当全額と月々2万円を目標に
    毎月積み立てをする(約700万円貯まる)
  • お年玉やお祝い金、ボーナスなどをプラスαすることで、
    必要目標額にさらに近づく
  • 子ども手当や毎月の積立は、家計口座とは別口座で管理する

でしたね。

今回は、この子ども手当と月2万円を『何で貯めるか』についてです。

1.財形貯蓄・銀行の積立預金(定期預金)

確実性を求める方には勤務先の一般財形で貯めるのがおすすめです。

税制の優遇はありませんが、給与天引きなので確実に貯まります。

勤務先に財形制度がない場合は、銀行の自動積立定期預金もいいですね。

給与振り込み口座から自動的に積み立てられるようにしておくと

手間がかからず確実に貯められます。

メリットとデメリット

メリット

  1. 確実に貯蓄ができる

    財形貯蓄、積立預金のメリットはなんといっても確実性です。

    財形貯蓄でしたら給与から天引されますし、積立預金も給与の

    振込口座で設定しておけば自動的に引き落としされるので、

    無いものとして生活していけば、知らないうちにお金が貯まって

    いきます。

  2. 家計に流用しにくい

    これから挙げる学資保険や終身保険、つみたてNISAにも共通する

    ことですが、普通預金に比べたら引き出しにくいという点です。

    財形貯蓄は引き出す時に会社で手続きが必要だったり、

    自分の口座に入金されるまでに少し時間がかかったりするので、

    あまり頻繁に引き出せない効果があります。

    積立預金も、ATMではなく窓口でしか引き出せない設定にしておくと、

    本当に必要な時以外引き出しにくくなります。

デメリット

  1. 金利が低い

    デメリットとしては金利が低いことがあげられます。

    例えばみずほ銀行でいうと財形貯蓄も10年の積立定期預金も

    0.01%となっています。

    0.01%で月々2万円を18年間積み立てた場合、元本432万円に対して

    付く金利はわずか3,872円です。

    財形貯蓄の場合は会社によっては利子補給がつくことがあるので、

    一度会社の制度も調べてみてくださいね。

 

2.学資保険

教育資金を準備するものとして真っ先に思いつくのがこの「学資保険」

ではないでしょうか?

学資保険は、教育資金を準備するために加入する、貯蓄型の保険です。

商品によっても違いますが、子どもが進学するタイミングや大学在学中

などに、祝い金や学資金が受け取れます。

満期時には満期保険金が支払われます。中学や高校への進学時の祝い金

がなく大学在学中だけ受け取るタイプのものなどいろいろなタイプの

商品があります。

メリットとデメリット

メリット

  1. 親に何かあったときに保険料が免除になる

    「保険」としての大きなメリットは、まずこの点ではないでしょうか?

    ほとんどの学資保険は、契約者である親が死亡、または所定の高度障害の

    状態になった場合には、以後の保険料の支払いを免除することができま

    す。そしてその場合にも、受け取ることができる給付金は変わりません。

    教育費の貯蓄だけでなく、教育費を支払う親のリスクについても備える

    ことができるのです。

    この点は当然、預金にはない機能ですので、保険ならではのメリット

    です。

  2. 「教育資金」として分けて管理ができる

    もう一つのメリットとしては、「教育資金」専用の商品として

    他の資産と分けて管理できるという点にあります。

    多少家計が苦しくなっても教育資金を貯めるための「学資保険」から

    使おうとはなかなかなりませんので、財形貯蓄や積立預金よりも

    さらに使い込みにくいという利点があります。

    保険料も半ば強制的に引き落としされるので、着実に貯まっていきます。

デメリット

  1. 途中解約すると、元本割れする可能性が高い

    学資保険の最も大きなデメリットは、途中で解約すると元本割れして

    しまい、支払ったお金より損をしてしまう可能性が高い点です。

    途中解約すると損になると思うと、強制的に貯蓄を継続できるという

    メリットに置き換えることもできますが、やはり大きなデメリットの

    ひとつになります。

  2. 物価上昇に対応できない

    次に、学資保険には「返戻率が契約時に決まってしまう」という

    特徴があります。

    そのため、学資保険でお金を増やしても、インフレで物価が上がった

    場合には、お金の価値が目減りしてしまいます。

    また、今後もずっと低金利であれば学資保険の利率の方が高いのですが、

    もし途中で金利が大きく上昇した場合には、学資保険より預金の利率の方

    が高くなってしまう可能性もありますので、金利の高さで学資保険を

    選んでいた場合には、不利になってしまいます。

3.生命保険(低解約返戻金型終身保険・ドル建て終身保険・変額終身保険)

学資保険のように、親の万が一の場合に備えたいという場合は、

以前は学資保険も比較的高い利率(返戻率)で人気でしたが、金利の

低下によって高い利率を維持できなくなり、学資保険の魅力が薄れてきています。

そこで最近では生命保険を教育資金の準備に活用することも

増えてきていますので、2つのパターンをご紹介します。

低解約返戻金型終身保険とは?

まず1つ目は「低解約返戻金型終身保険」で、これは「将来の解約を前提とした」

貯蓄性の保険となります。

数年~10年程度の保険料払い込み期間中の解約返戻金を低く抑えること

で、保険料が割安になっています。その期間終了後は返戻率が大幅に

上昇し100%を超えます。その後もゆるやかに返戻率が上昇していく

仕組みになっています。解約時期は自由に選べるので、解約時期を子供

の学費がかかる時期(大学入学時期)などと想定して保険を始めると、

運用性と保障性の高い運用が可能になります。

一方で低解約期間の解約は元本を大幅に下回るリスクがあります。

ドル建終身保険、変額終身保険とは?

2つ目は同じ終身保険でも外貨の米ドルで運用する「ドル建て終身保険」

や、投資信託で運用する「変額終身保険」のような投資性のある保険

です。

学資保険や低解約返戻金型保険の利回りが大きく低下している

ことから、保険会社ではこちらを勧めるケースも多いようです。

運用によっては、増える可能性もありますが、減る可能性もあります。

運用成績にかかわらず死亡保障の最低額は保証されています。

ドル建ての場合は、保険料の支払いも保険金の受け取りもドル建てに

なりますので注意が必要です。(その時点での為替相場によって

毎月の支払い保険料や受け取り金額が変わります)

メリットとデメリット

メリット

  1. 万が一のリスクに備えることもできる

    低解約返戻型終身保険は、被保険者となっている親が亡くなった

    場合には保険金が支給されます。

    学資保険でも親が亡くなった場合の保障がありますが、

    その保障内容は保険料が免除され、満期の際には満期金が受け取れる

    だけとなっています。

    そのため、万が一の場合に備えた手厚い保障もほしい場合は、

    学資保険よりも生命保険の方が向いています。

  2. 払込満了後であれば受け取るタイミングを自由に決めることができる

    学資保険は18歳、20歳、22歳など、満期の時期が決まって

    いますが、低解約型終身保険は必要なタイミングで解約したり、

    継続したりすることが可能です。もし、大学進学時に他で十分な

    蓄えがあったり、進路が変わって進学しなかったということが

    あれば、そのまま継続して老後資金として備えることができます。

    一部だけ解約できるというのも大きなメリットです。

 

とはいえ、教育資金の準備として「死亡保障は欲しいがシンプルな方

がいい」「あまりリスクはとりたくない」ということでしたら、

終身保険よりは学資保険を選択するのが無難でしょう。

学資保険は決まった時期に満期金がおりるので受け取るタイミングの

自由度は低ですが、資金計画が立てやすいというメリットがあります。

デメリット

  1. 解約の時期によっては損をする

    保険料の払込期間中(低解約返戻期間)に解約することになった場合、

    大きく元本割れすることになります。また、解約だけでなく、

    払込期間中の減額や払済保険への変更なども不利になってしまいます。

    また、先程ご説明したように「ドル建て保険」は解約時の為替状況に

    大きく影響されますので、本当に必要な時に大幅に円高になっていると

    予想していた金額に満たないこともあります。

  2. インフレに弱い

    これは学資保険と低解約返戻金型保険の両方に言えることですが、

    契約段階で運用利率が決まってしまうため、インフレに弱いという

    特徴があります。保険料払い込み期間中にインフレが進むと将来

    受け取れる解約返戻金の価値も下がります。

    そのためお金は増えたとしても、受け取ったお金の価値は低くなって

    いる可能性もあるということは、頭に入れておいた方がいいでしょう。

4.NISA(つみたてNISA ジュニアNISA)

長期間での資金準備になりますので、少し運用してみたいなという方

には「つみたてNISA」がおすすめです。(関連記事つみたてNISAはこんな人におすすめ!

20年間、毎年40万円(月額3.3万円)の非課税枠があり、いつでも

引き出す事ができます。

一方ジュニアNISAは年間最大80万円(月額6.6万円)で、非課税枠は

増えますが、非課税期間が5年で、18歳まで払い出し(現金化)

できないというデメリットがあります。

途中でお金が必要になっても引き出せないと言うのがネックです。

おじいちゃんからの孫贈与があったり、つみたてNISAの枠を

使い切ってもそれ以上に投資したいという場合に使ったほうが

良いかもしれません。

メリットとデメリット

メリット

  1. 非課税枠がある

    運用していて売買益が出た場合、一定の枠内であれば通常支払わな

    ければならない売買益の20%の所得税がかかりません。

    つみたてNISA・・・40万円/年✕20年

    ジュニアNISA・・・80万円/年✕5年

    一般NISA、つみたてNISA、ジュニアNISAに共通することですが、

    売却損がでた場合でも他の投資(一般口座や特定口座)の売却益と

    相殺できませんので、万一売却損がでた場合NISAのメリットは

    薄くなります。

  2. 積立額よりも増える可能性がある

    例えば月々2万円の積み立てをつみたてNISAやジュニアNISAで

    利回り3%(年率)で18年運用すると、元本432万円に対して

    最終積み立て金額は約572万円になり、18年間で約140万円も

    増えています。

    ただし、つみたてNISAもこどもNISAも運用次第では元本割れになる

    可能性もありますので注意が必要です。

  3. 「つみたてNISA」は途中解約が可能

    学資保険やジュニアNISAは途中解約できないのに対し、

    つみたてNISAは途中解約が可能なので、子供の進路に合わせた

    利用ができます。

デメリット

  1. ジュニアNISAは18歳になるまでおろせない

    上記でも触れた通り、ジュニアNISA途中で払出す場合は

    全部解約(ジュニアNISA口座の廃止)のみ可能で、

    過去の利益に対して遡って全て課税されます。

    ですから、途中解約は原則できないと思っておいた方がいいでしょう。

  2. 元本割れするリスクがある

    つみたてNISAは投資対象が金融庁が選んだ投資信託のみなので、

    初心者にも選びやすいというのがメリットですが、選び抜かれた

    投資信託とは言え、値下がりする可能性もあります。

    20年など長期的に積み立てで投資すると損をする可能性は低くなりますが、

    元本割れの可能性はゼロではありません。

    一方、ジュニアNISAは一般NISAと同じように、上場株式や投資信託に

    投資できます。ただし運用期間は5年間なので、その期間で運用益を

    出そうとすると、銘柄選びが難しいかもしれません。

実際の利回りは?

学資保険などは、「返戻率103%」などと表記されており、実際に年利だといくらか

というのがわかりにくいですよね。

そこで各商品の利回りを年率に換算して表にしてみました。

 

月々2万円を18年間積み立てた場合、18年後にどのくらいの

差がでるのでしょうか?

比較のために、学資保険や終身保険なども支払額を2万円としていますが、

実際は満期金の設定額や加入時の被保険者の年齢によって月々の保険料が変わります。

 

年利
換算
月々積立
(支払い)額
総積立
(支払い)額
18年後に
受け取る額
増えた金額
財形貯蓄

積立預金

0.01%
※1
2万円 432万円 4,323,872円 3,872円
学資保険 0.36%
※2
2万円 432万円 4,462,350円 142,350円
低解約返戻金
終身保険
0.87%
※3
2万円 432万円 4,674,796円 354,796円
ドル建
終身保険
3.24%
※4
2万円 432万円 5,854,484円
※5
1,534,484円
つみたて
NISA
3%
※6
2万円 432万円 5,718,807円 1,398,807円
5% 2万円 432万円 6,984,040円 2,664,040円

金利、保険の返戻率はH30年6月1日時点でのものです。
税金、その他手数料等は考慮しておりません。

※1 みずほ銀行『一般財形』『積立定期預金1』の金利

※2 日本生命『ニッセイ学資保険こども祝金なし型』返戻率104.03%

※3 マニュライフ生命『こだわり終身保険v2』返戻率113%

※4 メットライフ生命『ドルスマート』最低保障金利3%

※5 支払保険料、受取金ともにドル建になります。

   その時点での為替レートにより金額が変わります。

※6 一般的にインデックスファンドに投資をした場合、平均リターンは4~6%と

   言われているため、3%と5%の場合で試算してみました。

まとめ

教育資金を「何で貯めるか」に正解はありません。

人によってリスクのとり方や、保障に対する考え方が違うからです。

お勧めとしては、安全でリスクの少ない商品(積立貯金・学資保険)で

最低限の教育資金を貯めておき、教育資金の準備目標額との差額はリスクの分

リターンを得られる投資性のある商品(つみたてNISAなど)で備えるのが

いいかと思います。

 

最後に

3回に渡って教育資金の貯め方についてお話してきましたが、

いかがでしたでしょうか?

教育資金は長い時間をかけて貯めていくお金ですので、

貯蓄のスタートや軌道修正は早ければ早いほど効果があります!

・将来の学費がいくらかかるか試算してみる

・いつの時点で必要なお金なのか明確にする

・目標額に対して月々いくら貯めるのか計算してみる

・数千円からでもいいので、積立を初めてみる

是非「次の給料日から」とは思わずに、今日から何か一つでも始めてみませんか?

 

 

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〈関連お役立ち情報〉

つみたてNISAはこんな人におすすめ!
教育資金はどう貯める?~必要額編~
教育資金はどう貯める?~積み立て額編~
学資保険はどんな人に向いている?

 

〈その他のお役立ち情報〉

『住宅ローン金利(毎月更新)&ワンポイント』
『知っておきたい住宅購入の豆知識』
『読んで得するマネー情報』
『知って安心!相続・不動産の話』

 

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